2018.04.09 | 革について |
革の検品のこと
アトリエでは入荷した革の検品作業をしていました。
化学物質を使用せず、自然由来の成分でなめしているMunekawaの革は、革本来が持つ自然な風合いを持ち味として活かしています。牛にも体の大きさや、筋肉のつき方に個体差があるのは当然の事。普段Munekawaで使用している革にも同じものは1枚としてありません。
それだけに、検品作業にもより一層気を配らなければなりません。一枚一枚、血管の跡や元々牛が持っていた傷の跡などの位置を把握しながら丁寧に検品していきます。
また、一口に一枚の革、といっても牛の体にも様々な部位があり部位によって革の質感も変わってきます。「この商品にはどの部分の革が一番適しているか」という事にも気を配らなければいけません。より効率良く、1枚の革から沢山の商品を作るには使用する革を熟知するのも大切という事ですね。
1枚の革から、日々、沢山のアイテムが生まれていきます。その1枚の革が、愛されるレザーアイテムを作ることの奥深さと楽しさをいつも私たちに教えてくれます。
良い商品を作るためには、まず革をよく知る事。長く愛着を持ってお使いいただける様なモノ作りのために忘れてはならない大切な事だと、Munekawaは思っています。