どんなブランドですか? | munekawa

2022.02.22 |  修理について  | 

どんなブランドですか?


MUNEKAWAを知らない方が圧倒的に多いと思いますが、「どんなブランドで、どんな革製品を作っているのですか?」

と聞かれると「少人数で企画・生産・販売をして、薄くコンパクトな革製品を長く使ってもらうことを目標に製作しているブランドです。」と答えます。

私たちと同じように、革製品は長く使ってもらえるように作っているブランドは多いと思いますが、MUNEKAWAは特に長く使ってもらうこと重視しています。

といっても、何が違うの?

一番わかりやすい部分でいうと、「パーツの数」と「縫製の数」を少なくするように心がけているところです。

この二つは比例します、パーツを増やすとそれらをつなぐ為の縫製が増えます。

縫製が増えると、革に針穴が開きますし、糸も通ります。

それらが増える分、壊れる可能性が増えてしまいます。

縫製をかけたら強度が上がると思うかもしれませんが、革小物類は小さく繊細な分が逆に作用してしまいます。

感覚ですが、故障の多い順番はこんな感じになってくると思います。

革製品の修理ランキング

NO.1 ホック交換(小銭入れの蓋などについている金具)

NO.2 縫製の糸切れ(擦り切れやホツレ)

NO.3 縫製の針穴からの革の裂け

↑これらの修理は、どのブランドもそれほど変わらないと思います。

 

そのうち、NO.2と3の修理を減らすには、パーツ数と縫製数を減らすことは、とても有効です。

よく雑誌や店頭で「一枚革で作っています。」というフレーズを聞くと思いますが、こういった理由があるので、一枚の大きな革パーツで作ることは価値があることなんです。

ですので、私たちの製品には、飾る為だけのパーツや縫製はありません。

それらの制限の中で、長く使っていただく事を優先にし物作りを行なっています。

長く使ってもらえることが、MUNEKAWAの判断基準です。

 

(ちなみにNO.1のホック交換はMUNEKAWAでは無料です。気軽に申し付けください。)

 

 

 
 

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