革のエイジングって
昨日のブログにも少し触れましたが、革のエイジングについて触れてみます。
我々のような革製品を扱うブランドに立ち寄ると必ずと言っていいほど、「革が良い風合いに変化しますよ」「いい色になりますよ」など、表現の仕方は違えど、同じような事を言います。もちろん私たちもお伝えします。
ですが、手放しでいい色合いになるかというと疑問を感じます。革製品は、レザーケアを行って初めて良い風合いや良い色になっていくものです。
ですので、店員さんのいうことを鵜呑みにしてはいけません。「レザーケアをすると」という言葉が抜けています。
話を戻して、革のエイジングについてですが、実はエイジングは革を使うことでつくダメージの集合体なんです。
ジーンズも同じようなことが言えます。良い色合いや良い風合いに変化しているものは綺麗にダメージが入っている物です。
ということは、革に傷やスレ痕がつかないとエイジングはしません。革に傷やスレ痕が着くのは、デメリットではなくメリットです。このメリットがないと、革である意味がなくなってしまします。
長く使って傷がつくと汚く見えてしまうからということだと思いますが、そうではありません。ケアやメンテナンスを行っている革製品は長く使っていただいても傷は目立ちませんし、汚くはありません。
むしろ、人工的に出すことのできない綺麗さに覆われています。艶というか色味というか、ふあっとした光沢が全体を覆っています。
こういう物を見ると、これが革を使う理由なのだなと思います。
革のエイジングを最大に活かすためには、レザーケアが必須です。
今週末少し時間を作ってレザーケアしてみませんか。
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