真鍮バックルのベルト
カードケース Tuckに続きレザーベルト Brassを紹介します。
このベルトは、実は我々のスタッフの中で話をして、「そうそう、こういうのないよね」
というところから、製作することから始まりました。
というのも、真鍮色のバックルのベルトはあまりなく、百貨店に行ってもほぼニッケル(シルバー色)のバックルが99パーセント。1、2本 真鍮色の物があってもデザインが合わない。
それなら、Munekawaで作ろうということになり、せっかく作るなら、革の特徴がしっかり感じられるような素材使いをして、メッキではなく地金から真鍮のバックルを使った物で作ることにしました。
素材の良いところを前面に出したことで、とても固いベルトができました。
はじめは張りがあって少し扱いにくいかもしれませんが、時間をかけて良い風合いに馴染んできますので、安心してください。
また、真鍮のバックルもメッキをかけていませんので、少し変色もしてきます。
この変色が真鍮素材を使う意味でもありますので、とても良い雰囲気になってきます。
革と同じようにバックルの色も馴染んできます。
色は、ビジネスでも使ってもらえるようにブラックとダークブラウンで作っています。
(もちろん長さの調節もしてもらえます。)
あと、このベルトを使って頂く上で、ご理解を頂かないといけないことがあります。
ベルトは、一本の長いパーツを使います。
その為、Munekawaで使用している薄化粧の革では、どうしても傷を隠すことができず、ほとんどの物に傷があります。ですが、それはこの革の持ち味だと思っています。
*厚化粧をして傷をかくして手触りや雰囲気をなくしてしまうか。
*薄化粧で、傷は見えるけれど、良い手触りと経年変化をする雰囲気をとるか。
せっかく使ってもらうなら、革を楽しんで頂きたいと思っていますので後者の方を選択しました。
明日は、レザーペンケース Arch Pen Mの紹介をします。
ステーショナリーも奥深く惹かれる世界ですね。