L字ファスナー財布の最後の仕上げ | munekawa

2019.09.22 |  製作風景  |  財布

L字ファスナー財布の最後の仕上げ


財布やパスケースなど革製品の製作の最後は、裁断面の処理で終わることが多く、仕上げの「磨き」と言う作業を行います。
 
この工程に入るまでの下地を整えることができていないと、どれだけ綺麗に磨いても無意味になってしまいます。
 

 
L字ファスナー財布の裁断面に染料を塗り、目止め剤を使って磨いていきます。
簡単にしているように見えますが、これが意外とコツがいります。
磨きの作業をやり過ぎてもダメ。やらなさ過ぎてもダメ。
程よい力で磨いていかないと、裁断面の縁が反り返ってきてしまいます。
 
 

 
この工程は、このL字ファスナー財布だけでなく、カードケースパスケースマウスパッドなど全てのアイテムで行う作業です。基本中の基本の作業ですが、シンプルな形をしている分、製品全体の雰囲気を作る大切な工程です。(この作業をするのとしないとのでは、歴然とした差が出ます。)
 
 
少し前のブログでも紹介しましたが、L字ファスナー財布は、ミニマリストという考えに合わせて製作した財布でもありますので、小銭、カード、お札を一体でとお考えの方は、選択肢の一つに加えて頂けたらと思います。
 
L字ファスナー財布詳細動画 
https://blog.munekawa.jp/archives/blog/7347
 
 

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