スタッフお気に入りの本とブックカバー
皆さまは普段どのような本をお読みになられますか?
熱中している本がある時など、外に持ち出して移動中の短い時間でもページをめくりたくなるものですよね。
大切な本はきれいに持ち歩きたい。本を持ち歩く時にブックカバーをお使いの方もいらっしゃると思います。
一口に本といっても、様々なタイプやサイズのものがあります。小説にしても、上巻と下巻で厚みが違ったり、意外とお手持ちの本に幅広く対応しているブックカバーを見つけるのは難しいですよね。
ブックジャケット Dress
通勤中の電車の中、カフェでのひと時、街の喧騒の中でのちょっとした読書の時間をワンランク上質なものにしたいと製作したのがMunekawaのブックジャケット「Dress」です。
Munekawa独自の厚み調節機能
Dressの最大の特徴はなんといっても「本によって厚みを調節できる」機能にあります。
2ピースで構成されており、差し込む長さを変えて調節します。
読んでいる本のボリュームに左右されず使って頂けるので、読書家の方には自信をもっておすすめしたいアイテムです。
スタッフおすすめの本を持ち寄ってみました。
海外では「ブックカバー」というと本の表紙分を指す言葉という事をご存知ですか?
私たちが使うブックカバーは英語で「ブックジャケット(book jacket)」と呼ぶそうです。
様々な厚みに対応できるブックジャケット「Dress」
本のイメージに合わせて「着せ替える」ような感覚で色を選んでみるのも、その日その日で違った気分を演出できて楽しいものです。
Munekawaのスタッフも結構本を読みます。それぞれのお気に入りの本を持ち寄って、自分が思っている「お気に入りの本のイメージに合う色」のDressを選んでみました。
製作スタッフ 岩本のおすすめの本
岩本:私のお気に入りの本は、星新一さんの「どこかの事件」という本です。
星新一さんはショートショートという1話がとても短い短編のジャンルで有名な方で、この本も短くいのに面白い話が沢山入っている短編集です。SFや、すこし不思議な話が多く、短いものだと2ページで終わるものもあり、普段あまり本を読まれない方でも気軽に楽しめる作品だと思います。
ショートショートの移動中の短い時間に気軽に楽しめるところが、カジュアルなブルーに合うと思って、ブルーを選んでみました。
直営店販売スタッフ 田中のおすすめの本
田中:僕がおすすめしたいのはカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」です。カズオ・イシグロは昨年ノーベル文学賞を受賞した事でも話題になりました。淡々と抑制された文体で多くの説明がないまま話が進んでいきますが、話が進むにつれ主人公の悲しい生い立ちや衝撃の事実が明かされていきます。
3部構成で読み応えのある本ですが、読みやすい文体でどんどん進めていける面白さがあります。
物語の重厚な世界観やトーンを抑えた表紙のデザインがブラックのブックジャケットと合うかと思い黒を選びました。
WEBスタッフ 岩橋のおすすめの本
岩橋:今日持ってきたのは、岡倉覚三の「茶の本」です。
欧米諸国に「日本の茶の世界」を紹介するために明治時代に書かれた本です。欧米に向けての本だったので当時は英語で出版されました。茶道の心得や指南の本ではなく、茶道を通して日本人の内省的で禅宗的な文化や美意識を欧米に紹介する、といったもの……というとなんだか難しそうなのですが、この本は95ページと短くて読みやすいです。
秋の夜長に、少しアカデミックな内容の本に挑戦してみようという方にはおすすめです。色は落ち着いたシックな印象のグレージュが合うと思って選びました。
製作スタッフ 小西のおすすめの本
私がおすすめするのはオースティンの「自負と偏見」という19世紀の貴族社会のイギリスが舞台の恋愛小説です。学生時代に授業で取り扱ったのですが、それ以来お気に入りの本です。「高慢と偏見」という題で訳されているものも多いです。
「出会った時の第一印象が悪くても、お互いをよく知る内にその人の良い所が見えてきて惹かれ合う」という内容の元祖といえるお話ではないでしょうか。自分の持つ固定観念や偏見にとらわれて、本質が見えにくくなる事は私たちにも覚えのある感覚ですが、そんな心理描写も丁寧に描かれていて、とても19世紀に書かれた小説とは思えない瑞々しさが印象的です。
恋愛の話、をイメージして赤を選びました。606ページとボリュームがありますが、女性は好きな方が多いと思います。
毎日の暮らしを楽しむために
いかがでしたでしょうか。スタッフおすすめの本の中に、興味のある本はありましたか?
一番厚みに差がある本で95ページと606ページでしたが、Dressはどちらの本にもお使い頂けます。お気に入りの本をきれいに持ち歩けるだけでなく、趣味の時間をより楽しむアイテムとしてお使いただけると私たちも嬉しいです。
おすすめの本と一緒にプレゼントとして贈るのはいかがでしょう。本のイメージに合うカラーを選んでみたり、贈る相手のイメージに合うカラーをチョイスするときっと喜ばれると思います。
財布や名刺入れほど、実用的ではないブックジャケット。
「ないと困る」という程の必需品ではないかもしれません。
しかし、そういったアイテムが生活を豊かにしてくれたり、毎日の暮らしを楽しむきっかけをくれるものです。
リラックスの時間や趣味の時間に是非どうぞ。
今回ご紹介したブックジャケット Dressの商品ページはこちら
※新書判サイズ、四六判サイズもございます。こちらご予約注文となりますので、ご購入の際は商品ページからご予約注文をくださいますようお願いいたします。