2017.10.22 | 製作風景 |
ワークショップのもよう
いつもありがとうございます。
Munekawaのアトリエにて初となるワークショップを開催しました。
その様子をチラリとご紹介いたします。
【Munekawa・レザークラフト ワークショップ】
今回はMunekawaのレザーシューホーンキーリングを作っていただきます。
まずは革色とステッチの色をお選びいただきました。せっかくなので革は裏表違う色で。


さっそく選んだ革を裁断機で抜いていきます。

革と抜き型をセット。

このマシンは手を挟んで怪我をしないよう、必ず両手でしかプレスできないようになっています。
使ったことのないマシンを使うときはドキドキしますよね。


次に型で抜いた革を薄くします。そのままだと分厚くなってしまいますからね。マシンを調整しながらちょうどいい薄さに。

専用のノリを使って薄くした革を貼り合わせます。

つかったことのないヘラで塗るのが難しいところです。

貼り合わせたら、ノリが乾く前にあらかじめ革のクセをつけておきます。クセ付けの方向やコツもあるんですよ。

クセをつけたら、貼り合わせ面を美しくするために本抜きします。これで裁断面がピシッと綺麗に。

「さぁ縫製!」…の前に縫うための下ごしらえを。
念入れでステッチの位置を引いていきます。

次は針と糸を通すための穴を専用の金具で開けていきます。集中が必要な手間隙がかかる行程です。


針に糸をしっかり付けた後は、いよいよ手縫いの縫製です。タカハシによるデモンストレーションです。

手縫い用の器具「ウマ」で製品を挟んで両手でしっかりと縫っていきます。

縫う力が強すぎると糸や革が切れてしまうので、ちょうどいい塩梅の力を加えながら1穴づつしっかりと縫っていきます。

これもまた集中力のいる工程です。

止め縫いをした後、糸を焼き切る処理をします。火傷に気をつけてくださいね。

さぁ縫えました。ここまでくると完成系が見えてきて嬉しくなりますね。


次はコバを滑らかにするために磨きます。


今回のワークショップでは刻印も入れていただきました。せっかくですからね。

刻印入れもコツのいる工程です。位置を綺麗にするのも難しいですし、叩く力加減も大事です。強すぎると穴が空いちゃいますからね。
(あまった革でイヤホンホルダーをムネカワ代表がつくりました。記念のお土産です。)

次は専用の器具で金具を取り付けます。これも力具合が難しいところです。

さぁ!最後の工程です。
金具を取り付けてできた穴にキーリングを取り付けます。革を傷つけない向きが重要です。

できました!完成です。

お疲れ様でした。

とても良い感じです。

革の魅力、クラフトの魅力、作ることの楽しさ・難しさ、Munekawaのこだわりなども知っていただけるワークショップになったと思います。

また機会があれば是非開催したいと思っております。
「我こそは!」という方は是非ご参加いただければ幸いです。







