フルレザーペンケースの製作 | munekawa

2018.07.19 |  製作風景  |  革小物

フルレザーペンケースの製作


直営店のディスプレイを変更しました。

毎日暑い日が続いています。体調等お変わりありませんでしょうか?
屋外に限らず、屋内でも熱中症の危険はあるそうです。どうぞお身体にお気をつけて、お過ごしください。

 

Munekawaの直営店は本日も営業しております。暑くて疲れを感じたら、休憩がてらお立ち寄りください。冷房をギンギンに冷やしてお待ちしております。

 

 

Munekawaの製作部アトリエでは「フルレザーペンケースU-shape」の製作が進行中です。

奥に細い革の枠のようなパーツと、手前にそれとは別の革のパーツがあります。

 

革から型を抜いた跡……ではありません。これもかなり大切なパーツの一部。どこの部分かわかりますか?

 

本体を横から見るとアルファベットの「U」のような形をしていますね。細い革の枠のようなパーツは「U」の内側の部分になります。ファスナー部分と本体を結合する、大切なパーツです。

様々な形の革を立体的に組み合わせていく事で「スリムなのに沢山入る」ペンケースを実現しています。

もう一つの革のパーツは裏地素材の豚革と貼り合わせて本抜き(型を抜いた後にもう一度きっちり型を抜くこと)をします。
その際にファスナーを取り付ける穴も一緒に抜きます。

 

ファスナーの持ち手部分にも同じ素材の革を取り付けます。

 

ひとえに「革のペンケース」といっても、様々な形状のパーツを組み合わせて製作を行っています。型を抜くところから縫製に至るまで、ミリ単位の誤差が後々になって大きな歪みとなって現れる為、常に慎重に作業を行わなければなりません。

 

その結果完成したフルレザーペンケースは多くの方にご愛用頂いています。「一生モノ」になり得るアイテムを製作する事は簡単な事ではありませんが「買ってよかった」と思っていただける様に、引き続き製作に励んでいきたいと思っています。

 

フルレザーペンケース U-shapeの詳細はこちら

 

 

 

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