急な雨や気温の変化梅雨〜夏場に気をつけたい革製品の取り扱い・お手入れ方法 | munekawa

2024.07.09 |  革について  | 

急な雨や気温の変化
梅雨〜夏場に気をつけたい
革製品の取り扱い・お手入れ方法


梅雨の季節は革小物の水濡れやカビが心配

夏場の革小物の取り扱いの注意点が知りたい

 

革は、堅牢で長持ちする素材である一方で水濡れに弱い性質もあります。

夏場や急な雨が多い季節に、革の取り扱いに不安を覚えている方もいるのではないでしょうか。

 

革製品 Munekawa 梅雨時〜夏場の革製品のお手入れについて

 

そこで、今回はそんな季節に覚えておきたい革の対処方法・お手入れ方法についてご紹介します。

 

ポイントを抑え、梅雨〜夏場はもちろん、オールシーズン通して革を綺麗に使うための参考にしてみてくださいね。

 

 

 
 
 

1.革が水に濡れてしまった時の対処法

 

「急な雨に降られて名刺入れがずぶ濡れてしまった」

「コップを倒して、水が財布にかかってしまった」

 

革製品 Munekawa 梅雨時〜夏場の革製品のお手入れについて

 

長く革製品を使用していると、こうしたトラブルが起こることもあるでしょう。

そんな時、大切なことは「決してあせらない」ことです。落ち着いて対処することが大切です。

 

Point 1.乾いた布で水分を拭き取る

まずは、革小物の中身を全て出し乾いた布キッチンペーパーのような紙で軽く押さえるようにして全体の水分を拭き取ります。

この時、決してドライヤーは使わないことが重要です。

「早く乾かしたい」という気持ちになるかもしれませんが、ドライヤーを使うと革が熱で縮れたり、ひび割れたりする可能性がありますので、ご注意ください。

 

 

Point 2.風通しの良い所で陰干しする

ポケットやファスナーなどをすべて開け、風通しの良い所に置いて陰干しをします。

床との接地面が乾きにくくなりますので、時々接地面を入れ替えながら、最低でも3日ほど陰干ししてください。

洗濯バサミで挟んで吊るすと、型がついてしまいますので良くありません。

 

表面は乾いているように見えても、革の内部まで完全に乾くには数日の陰干しが必要です。

完全に乾かないまま使い始めると、カビの原因などにもなりますので、じっくり時間をかけて乾かしてくださいね。

 

Point 3.革用のケアクリームやオイルでお手入れをする

完全に乾いたら、専用のケアクリームやオイルでお手入れをしてください。

革がずぶ濡れになってしまった場合は、ミンクオイルなどの浸透率の高いものでお手入れすると良いでしょう。

 

革は一度濡れて乾くと縮む性質があります。箇所によっては、多少縮んでしまう可能性もありますが、時間をかけてお手入れをしながら伸ばしていくことで回復するケースが多いです。

 

革にとって水濡れは大敵。

しかし、万が一濡れてしまった時は焦らず、落ち着いて迅速に行動することが大切です。

 

 

 

2.革にカビが生えてしまった時の対処法

 

大事に使用していた革財布や革小物にカビが生えていたらショックですね。

カビが生えてしまっても適切に対処することでカビは取り除けます。

保管方法に気をつけることで再発の可能性を抑えることができますので参考にしてください。

 

革製品 Munekawa 梅雨時〜夏場の革製品のお手入れについて

 

Point 1.乾いた布でカビを拭き取る

カビが生えている部分を乾いた布で拭き、カビを取り除きます。

あまり強くこすると革を痛めてしまいますので、優しく拭き取るようにしましょう。

 

Point 2.カビ取りクリーナーを吹き付ける

革専用のカビ取りクリーナーを用意し、軽く吹き付けます。
※カビ取りクリーナーは使用前に必ずラベルの使用方法や注意点をご確認ください。

 

Point 3.陰干しする

革製品を風通しの良い場所に置き、しっかり乾かします。

 

カビは湿度が70〜80%以上の環境で増殖するといわれています。

湿度が⾼い場所にずっと置いておくとカビが繁殖しやすくなるので、通気性の良い⽇陰で保管するようにしましょう。

湿度が⾼くなりやすいクローゼットや押⼊れで保管する場合は、除湿剤を使用するなどして、できるだけ湿度が上がらないように注意してください。

 

 

3.直射日光も革のダメージの原因に

 

革は、直射日光もできるだけ避けた方が良いでしょう。

長時間日光に当たり続けると、日焼けによって革色が変色します。

場合によっては、乾燥によるひび割れなどにつながる場合もあります。

 

革製品 Munekawa 梅雨時〜夏場の革製品のお手入れについて

 

革も、人間の皮膚と同じく保湿が必要。

定期的に専用のケアクリームなどで保湿をすることで、ひび割れを防ぎ、使わない時はできるだけ日光が直接当たらない環境で保管するようにしてください。

 

 

4.革製品は定期的なケアがおすすめです

 

革は、普段からクリームやオイルを使ってお手入れをしておくことをおすすめしています。

 

革製品 Munekawa 梅雨時〜夏場の革製品のお手入れについて

 

月1回ほど、クリームやオイルで革を保湿し状態を保つことで、水濡れや日光によるダメージを軽減することができます。

また、定期的なお手入れをすることでエイジング(経年変化)も綺麗に進み、革の風合いが味のある雰囲気に変化していきます。

 

手持ちのハンドクリームなどで革のお手入れはできる?」とご質問いただくことがありますが、おすすめできません。

含まれている保湿成分が付着すると革を柔らかくし、変質させる可能性があります。また、ハンドクリームに含まれる油分や成分によって、革の色落ちや汚れが生じる場合もあります。

 

革製品を長持ちさせるためには、革専用のメンテナンス用品を使用することをおすすめします。

 

革製品 Munekawa 梅雨時〜夏場の革製品のお手入れについて

Munekawaオリジナルのレザーケアクリーム

 

財布などの革小物は使い始める前にクリームでお手入れをする「プレケア」もおすすめです。

天然皮革は一枚一枚、状態や使用し始めるまでの期間などが異なります。

使い始める前に一度お手入れをして保湿をしておくことで、ひび割れなどのダメージのリスクを下げることができます。

 

 

さいごに

 

いかがでしたでしょうか?

 

革は、水濡れや日光などに気をつけながら使うと、とても長く使える素材です。

Munekawaの製品は、長く使える革の魅力が引き出せるよう、できるだけシンプルで堅牢な製品作りを心がけています。

無理なく革に気を使いながら、楽しみながら革製品をお使いください!

 

革製品 Munekawa 梅雨時〜夏場の革製品のお手入れについて

 
ほかにも、Munekawaはウェブサイト上で革のお手入れに関するコンテンツも発信しています。

こちらも合わせて参考にしてみてください。

 

革のお手入れ方法とケアアイテムの選び方 – 東急ハンズなどで買えるケアクリーム6 選 –
https://blog.munekawa.jp/archives/feature/care-feature

 

革の水濡れ対処法
https://blog.munekawa.jp/archives/blog/14951 

 

革のNG行為4選
https://blog.munekawa.jp/archives/blog/21515

 

特集ページ:Munekawa’s Leather ブッテーロ・ブライドルレザー・コードバン 3つの革のご紹介
https://blog.munekawa.jp/archives/feature/feature-leather

 

 
また、MunekawaのYoutubeチャンネルでレザーケアクリームを使用した革のお手入れ方法の紹介動画を公開しています。

そのほかのアイテムや制作風景などもご紹介していますので、是非チェックしてみてください。
 

 
 

Behind The Scenes- 製作の裏側

 

普段見えない製作の裏側を、InstagramやYouTubeで動画で紹介しております。
ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。

インスタhttps://www.instagram.com/munekawa1999/
YouTubehttps://www.youtube.com/@munekawa1999

 

革のお手入れに関するブログ記事

 

   革財布をダメにする?!❌NG行為【4選】

   革のお手入れに関してよく頂く質問【5選】

「革にアルコールが付着したときの対処法」

「革の水シミとキズ」

「自分でコバ磨き」

レザーオイルの選び方

初めてでも安心。革のお手入れ方法とケアアイテムの選び方 東急ハンズなどで買えるケアクリーム6 選 –

Munekawa製品のお手入れ方法

https://blog.munekawa.jp/after-care

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