2021.06.26 | 製作風景 |
裁断とキズ
裁断は、製品をつくる上で一番初めの工程です。
この段階で、できる限り傷をかわしながら裁断を行なっています。
生き物の皮を革にしていますので、一つ一つ個性があります。
その個性を活かしながらの裁断になります。
キズ以外にもシミや繊維による割れも要注意な部分です。
ですが、それらを全て省いて製品にしているのではありません。
見えにくい部分や、隠れてしまう部分に入るように裁断していきます。
もちろん、ここはNG、ここはOKの線引きが、しっかりできるスタッフに任せる工程です。
ここは裁断前に何度も慎重に確認しながら進めていきます。
このような抜き型をプレスすることで裁断します。
一般的には「抜き型」と言うようですが、関西では「タガネ」と読んでいます。
同じ業界でも、地域がらや独自の呼び名があり、話が噛み合わない事がシバシバあります。