製作スタッフに聞く、カードケース Tuckの魅力
2018年から販売を開始したカードケースTuck。
独立した3つのカードホルダーを持ち、パスケースを始め、名刺入れやキャッシュレスの時代に対応したコンパクトウォレットとしてなど、使う人のライフスタイルに合わせてフレキシブルに使う事ができるマルチカードケースです。
今ではMunekawaでも人気のアイテムの一つであるTuck。
今回は製作スタッフ髙橋がその魅力や製作の経緯をご紹介いたします。
自身で使用する事で実感した使いやすさ
4年ほど前にお客様のご要望を受けて、パスケースを作る事になったのですが、その時にサンプルとして製作したのが後にカードケースTuckの原型になったものです。
その時は別の形のパスケースが製品化されたのですが、個人的にTuckのサンプルとして作ったそのカードケースをしばらく使ってみて使い心地や耐久性がとても良く、皆で検討して、製品化することになりました。
製作に注力したポイント
製作時、気をつけたポイントは、なんと言ってもそのサイズ感です。
最初からパスケースや名刺入れなど、色々な用途に使えて、それでいてできる限りコンパクトなサイズに抑えた物を想定していました。
そこで、一般的なIC型の定期券の縦の長さである53.98ミリと、一般的な名刺の幅91ミリ、この二つのサイズを軸にした最小の形をデザインしていきました。
出し入れがしやすく、かといって中の物がこぼれ落ちずピッタリと入るサイズ感が実現できたと思います。
各パーツの特徴
ホックボタンが付いているメインのポケットは先ほどご説明したように、名刺も入れることができる想定で作っています。
時々、名刺が不意のタイミングで必要になることが時々あるのを普段から実感していたので、クレジットカードなどのカード類と一緒に数枚入れておけるようになっています。
新幹線のチケットもしっかり入るサイズですので、様々な場面で重宝すると思います。
Munekawaのロゴが刻印された一番前面のポケットはICタイプのカードを入れる想定です。
定期券にしろ、クレジットカードにしろ、タッチタイプのカードは出し入れする機会が少ないので、全体がピッタリ収まるような設計になっています。
最近はコンパクトウォレットを持つ方も増えているので、そういう方はここにクレジットカードや紙幣を入れて使うのがおすすめです。
背面のポケットは、逆に「カードケースから取り出して使う」カードを想定しています。
サッと取り出しやすいようにカードの頭が少し出るようにしているので、よく「カードが抜け落ちてしまいませんか?」とお問い合わせをいただくことがありますが、幅をしっかり詰めていますので、その心配はありません。
ただし、革は収納量に合わせて徐々に馴染んでいきますので、数枚カードを入れてしまうと、その形に合わせて緩くなってしまいます。
カードの枚数は1枚、複数枚入れる場合は、カードの枚数を変えずにご使用いただくのが良いと思います。
試作を重ねてたどり着いた形
TucKは、長い時間をかけ試作を重ねて完成しました。
自分たちで実際に使ってみることでそのアイテムの魅力や改善点に気づくことができ、またそれを製作にフィードバックさせることができるのが自分たちの強みのひとつだと思います。
そうした自分たちの強みがしっかりと反映されたアイテムになっている思います。
カードケース Tuck
https://blog.munekawa.jp/product?colorme_item=132460643