革が傷つくことはメリット
革に傷がつく事を、最近まで私たちもデメリットとして捉えていました。(本音です)
ですが、よくよく革の事を考え、革に傷がつくと何がいけないのか?と考えていくと、ネガティブな発想が、ポジティブな捉え方になって来ました。
革に、傷がつくと実用的に何がいけないのか?
革に傷がついても何も問題はありません。そもそもついて当たり前です。
問題は、見た目の部分です。
もちろん見た目も部分も大切なところです。一番大切と言ってもいいかも知れません。
その為、ハイブランドの財布やバッグなどで使われている素材には、傷がつきにくいエンボス加工(型押し)をした革が多く使われています。
ですが、傷が付き難い=変化しないという事です。
変化しないということは、使い始めが一番良い表情で良い状態ということになります。数年使うと、汚れや劣化というような使用感になってきます。
その点、私たちの使っているような、ヌメ革(植物タンニンなめし革)は傷がつきやすい素材です。
ですが、繰り返しケアをしながら使う事で、革の表情は変化し、使う人に合わせ個性的な最も良い表情になっていきます。
植物タンニンなめし革のような、傷がつき易い素材は、使い始めが最低で使っていく事に、表情が変化し数年かけて最高の状態になっていきます。
このことから考えて、革に傷がつくことは決してデメリットではなくメリットではないかと思うようになりました。
使い始めが最高ではなく、使っていくことで最高の状態に成長していく。
Munekawaでは、これが革である意味の一つだと考えています。
User’s Snapにお使い頂いている製品の画像をたくさん掲載していますので是非一度覗いてみてください。
できるだけ多くの方に、植物タンニンなめしの、透明感のある艶感を是非体験もらいたいと思っています。
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