コインケースUndo2の製作 | munekawa

2019.09.18 |  製作風景  |  小銭入れ

コインケースUndo2の製作


 
薄く、コンパクトに小銭を持てるコインケースUndo2の製作を行っています。
 
 
縫製
曲線のカーブ部分、構造上革が2枚重なって厚みのある部分など、縫製する条件が異なる部分でもミシン目が一定になるように縫製を進めています。完成した縫い目は均一なものに仕上がります。
 
糸留め
糸ほつれがおこりにくくなるよう、糸を焼きコテで焼き留めます。縫製の縫い始め、縫い終わりは糸のほつれが起こりやすい箇所。革素材は長く使える事に意味や価値のある素材。その素材の価値を長く感じながら愛用するための、大切な行程です。
 
コバ仕上げの行程
側面部分のコバ部分も丁寧に仕上げて行きます。コバは革の裁断面のこと。ここから革のほつれなどが起こるリスクもあるため、耐久性や見た目などのクオリティに直結する部分と言えます。ソールフィニッシュという薬材を入れた後、グラインダーと紙やすりを使い表面の凹凸を均し染料を入れます。均一に染料が入れられたら、「トコノール」という仕上材を塗っていきます。こうした複数の行程を経る事で、美しい手当たりと耐久性のある製品が完成します。
 
 

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