ミニマムウォレットReduceの製作③ 縫製
一つ一つの工程を着実に積み重ねる
札入れとカードホルダーだけのシンプルな構成で、「二つ折り財布なのに薄く持てる」アイテム、ミニマムウォレットReduceの製作のご紹介です。
彫刻刀を使った全体の形を決めるカットが終わると、縫製に入っていきます。縫う距離が長くなりますが、縫い始め・途中段階・縫い終わりの縫製の位置が均一になるよう、縫っていきます。
一つ一つの工程のごくわずかな歪みが、後のいくつかの工程を経る事で大きな歪みへと積み重なっていくことがあります。縫製はわずかなズレでもこの後に続く捻入れの工程に影響があるので、慎重に進める必要があります。
一つ一つの工程のクオリティを保ち続けること。それが、最終的に品質の高い物を作り上げるためにMunekawaが大切にしている事のひとつです。