フルレザーペンケースの製作
昨年末に沢山のお客様にご来店いただいた事もあり、欠品中の商品が沢山ございますが、
アトリエでは現在急ピッチで製作を進めております。
1月は沢山のアイテムの製作を予定しておりますので、
WEBストアで欠品中になっているアイテムでも一度お問合せください。
本日は先日完成したファスナーペンケースのご紹介です。
見た目以上に沢山入るのが特徴です。
大きな面を裁断すると革をしっかり感じられます。
こちらはトラが入った個性的な模様が取れました。
トラというのは、革に入ったシワで、染色により濃淡のあるスジ模様が出来ます。
革は生き物から頂戴している副産物です。
模様も1点1点個性が出ます。同じものはございません。
生き物から頂戴しているという事を忘れず、大切に使わせていただきます。
ファスナー部分を作っています。
先に部分的に漉を入れてから、糊を塗り、裏地の豚革を貼っていきます。
ファスナーを中心に貼る為の道具を作りました。
ズレない様に真直ぐ貼る事が出来上がりを左右する、重要な工程です。
ファスナーを縫い合わせます。
サイドの立ち上がり部分とも縫い合わせていきます。
ペンケースには金箔でMunekawaのロゴが入ります。
本体と合わせると形の出来上がりです。
コバの部分の手当たりをよくする為、丸く削り出していきます。
なめらかな手触りは持った時の感触が変わります。
さらに染料をいれながら磨きをかけて、ホックをつけて完成です。
美しい艶を帯びた上質な革は、高級感にあふれ、机の上に置くだけで絵になります。
現在、大阪肥後橋の直営店にて、実物をご覧いただけます。
詳しいディテールはWEBストアをご覧ください。