革製品を長く使ってもらうために。Munekawaが大切にする修理のお話 | munekawa

2024.07.17 |  修理について  | 

革製品を長く使ってもらうために。
Munekawaが大切にする修理のお話


せっかく大切に使っていたのに、ホックボタンが外れてしまった

ファスナーがうまく噛み合わず、ストレスを感じる

 

お使いの革製品が故障してしまって、こんな風にお困りの経験がある方もおられるのではないでしょうか?

 

革製品Munekawa ラウンドウォレットBorderのファスナー修理

 

「革」はとても長持ちする素材。

だからこそ、革製品を選ぶ時は修理のサポートがしっかりしているブランドを選びたいですよね。

 

Munekawaは、修理を製作と同じくらい大切に考えています。

本日はMunekawaの「修理」についてご紹介します。
 
 

 
 
 

1.故障する箇所を少なくするための工夫 

 

Munekawaの革製品は「長く使ってもらう」ことを大切に製作を行なっています。

そのためのポイントが「『パーツの数』と『縫製の数』を少なくする」ということ。

 

革製品Munekawa ラウンドウォレットBorderのファスナー修理s

 

革のパーツが多くなるほど、縫製の数が多くなるほど、堅牢で強度の高い革製品になると思われるかもしれません。

しかし、実はそうではありません。

パーツと縫製箇所が増えるということはそれだけ「故障する可能性のある箇所が増える」ということなのです。

 

革製品Munekawa 封筒型長財布 Encaseの修理

 

Munekawaはできる限りパーツと縫製を少なくすることで、故障のリスクを抑えた製作を行なっています。

シンプルでミニマムなデザインが特徴のMunekawaの革製品。

これには「余計な修理の可能性を低くするため」という理由もあるのです。

 

革製品Munekawa 封筒型長財布 Encaseの修理

 

また、シンプルでミニマムな構造は、「修理がしやすい」というメリットにもつながります

故障が起こっても、修理がしやすい構造のため効率的。スピーディーに修理をしてお客さまの元にお返しができます。

 

装飾のためのパーツや縫製を用いず、できるだけ革を大きく使い、壊れにくい革製品を作る。

これもまたMunekawaが大事にしているポイントです。

 

 

2.革製品が故障した時の対応 

 

しかし、どんなに堅牢でシンプルでも、長く使えば故障のリスクを完全に避けることはできません。

ここからは、よくご依頼のある修理例を少しご紹介します。

 

◆ホックボタンが取れた、閉まりが緩くなってきた場合

財布やキーケースなどに使用しているホックボタン。

こうした金具パーツは金属である以上、ある程度使用すると経年劣化は必ず起こるものです。

 

Munekawaではホックボタンの交換は購入時期・使用年数に問わず無料で交換しています。

 

革製品Munekawa ホックボタンの付け替え

 

ホックボタンの交換はすぐに終わりますので、その場で交換をいたします。

直営店の近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。

 

革製品Munekawa ホックボタンの付け替え

 

ホックボタンの止まりが悪いと、ストレスに感じてしまいますよね。

少しでも違和感を感じられましたらお気軽にご相談ください。

 

 

ファスナーがうまく噛み合わない、破けた場合

ファスナーもホックボタンと同様金具ですので、使用に連れて故障する可能性の高い箇所です。

 

革製品Munekawaファスナーの生地部分のやぶれ

 

特にラウンドファスナーやL字ファスナーの財布だとファスナーが壊れると使い勝手に大きく影響してしまいます。

ファスナー修理も承りますので、違和感や不具合を感じられたらご連絡ください。

 

革製品Munekawaラウンドウォレット Borderの修理

 

古いファスナーを外し、新しいファスナーをつける作業は実はとても難易度が高い作業。

既に空いている縫い目を利用し、ファスナーだけを新しいものに変えていきます。

こちらは、修理に少しお時間がかかりますので、お預かりとなります。製品の種類や状況に応じてお見積もりいたします。

 

 

 

◆縫製の糸がほつれてきた場合

Munekawaは負荷のかかりやすい部分は3重の縫製を行うなど、丁寧で堅牢な縫製を心がけています。

それでも、長く使っていると糸切れやほつれなどの不具合が出てきます。

 

革製品Munekawa 糸ほつれ

 

糸切れが数目だけだと、使い勝手には影響が少ないため、つい放置してしまうかもしれません。

しかし、そのままにしておくと徐々に大きな故障につながってしまう可能性もあります。

数目の擦り切れでしたら、無料で即日修理ができる場合も多いので、お気づきの際はお早めに修理をお申し付けください。

 

革製品Munekawa 糸ぬけ

 

一度、ミシン目を解いての縫い直しになる場合は数日お預かりして修理いたします。(この場合は有料となります)

 

 

3.長くつかってもらうために 

 

いかがでしたでしょうか。

これらの修理は一例ですが、他にも状況に応じて対応しますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

 

革製品Munekawa 封筒型長財布 Encaseの修理

 

お近くの方は直営店にお品をご持参ください。

遠方の方は、メールやお電話でお問い合わせください。

写真をお送りいただければ概算での費用やお預かり期間などをお知らせいたします。

 

お客さまが「修理しても使い続けたい」と思ってくださることは私たちにとって最も嬉しいことだと思っています。

変わらない使い心地でより長く、これからもお使いいただくための製作とアフターケアに取り組んでいきたいと思います。

 

「修理」についてはこちらのページも合わせてご覧ください。
https://blog.munekawa.jp/repair

 

 
 
 

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