Munekawaが実践する環境への取り組み革製品ブランドとして、できることをひとつずつ | munekawa

2024.05.31 |  革について  | 

Munekawaが実践する環境への取り組み
革製品ブランドとして、できることをひとつずつ


SDGs」という言葉も一般的になり、日常で耳にする機会が増えましたね。

企業はもちろんのこと、私たち一人ひとりが環境や社会のあり方について考える事の大切さが求められています。

 

私たちMunekawaも、革製品を製作・販売している企業としてできることを考え、少しずつ実践しています。

 

革製品Munekawa 環境への取り組み 

 

本日のブログではMunekawaが、革製品ブランドとして取り組む環境への取り組みや思いについてご紹介します。

 

 

  

 

環境と「革」という素材

 

皆さんは「革」という素材についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

 

「長持ちするエコな素材」

「食肉の副産物である動物の皮を有効活用している」

 

このようなイメージや考えをお持ちの方も多いのではないかと思います。

 

革製品Munekawa 環境への取り組み 革の検品
 

これらは紛れもない事実ですが、その一方で、「革は必ずしもエコな素材ではない」という事実もあります。

 

国際機関の調査によると、畜産農業は温室効果ガス排出の主要な要因のひとつとされており、その排出量は全体の約14.5%を占めているそうです。

また、畜産農業に由来する形での森林伐採も大規模に広がっているとされています。

 

特に牛は環境負荷が高い畜産動物であるとされ、温室効果ガス、水や土地といった資源の過剰利用、汚染と富栄養化など、あらゆる面で負荷をかけています。

そのような状況から、環境先進国ではミルクや牛肉を口にすることを制限している人も多いとのこと。

 

今後ミルクや牛肉の消費が少なくなると、私たちの製作の主な材料である牛革も生産数も減少し、より高価で貴重な素材になってくることが考えられます。

 

 

革製品Munekawa 環境への取り組み 革の検品

 

近年ではサボテンやパイナップル、キノコなどのを原料とする牛革を代替する「ヴィーガンレザー」と呼ばれる革の開発・実用化が進められています。

 

こうした代替レザーの誕生、畜産農業のありかたの見直しは、環境を考える上で避けられない流れなのかもしれません。

 

私たちも革を扱う者として、この事を重く受け止めていかなければならないと思っています。

 

 

本革のメリットを最大限生かすモノづくり

 

とはいえ、こうしたヴィーガンレザーに比べると、従来の天然皮革は耐久性に優れています。

Munekawaは革の持つメリットを最大限に活かした「長く使える」モノづくりを大切にしています。

 

一つの物を大切に、長く使う。

 

当たり前のことかもしれませんが、全てのサステナブルな考え方の基本とも言えるものだと思います。

 

革製品Munekawa 環境への取り組み 修理にも力を入れ長く使えるサポート

 

修理を想定した製品作り

 

Munekawaが自社製品の修理のご依頼を積極的にお受けしているのもそんな理由からです。

Munekawaは長く愛着を持って使ってもらえるように、すべての製品をシンプルに、堅牢に、そして壊れてもすぐ修理できるように製作しています。

 

長く使えば修理が必要になるのは自然なこと。

できるだけ早く、気軽に修理をご依頼いただけるような体制作りもまた、製品を作ることと同じくらい大切なことだと考えています。

 

 

革製品Munekawa 環境への取り組み 革のお手入れ レザーケア

 

革をお手入れすることの大切さ

 

革のお手入れをおすすめしているのも、同じ理由です。

定期的に適度な潤いを与えることで、革の寿命は何年も延ばすことができます。

 

革製品は、作って購入していただいて終わりというわけではありません。

革は長年使ってこそ魅力を増す素材。

だからこそ、修理やお手入れなど、使い始めてからのお品に関するご相談・ご依頼を積極的にお受けしています。

 

革製品Munekawa 革財布のエイジングの様子

 

Munekawaの製品を通して、一つのものを長く使うことの大切さや楽しさを感じてもらえたら、こんなに嬉しいことはないと思っています。
 

 

 

できることをひとつずつ

 

「革」を扱う企業としてだけではなく、自分たちができることを日々実践しています。

 

リサイクル紙を使った紙袋

 

最近では、ショップカード、冊子、名刺なども全てリサイクル紙にしたほか、お買い上げいただいた時にお渡しする紙袋もリサイクルできる素材に変更しました。

 

環境に配慮した再生紙を利用した革製品Munekawaの紙袋

 

エコな素材であると同時に、紙袋を手渡された時の嬉しい気持ち、ワクワクした気持ちを損なわないように、素材や質感を吟味して作った紙袋です。

 

 

店舗・アトリエをエコな電力に変更

 

革製品Munekawa 製作工房

 

また、Munwkawaの直営店・製作アトリエは環境負荷の少ない電力を使用しています。

 

ミシンなどの機械や照明やPCも全て、サーマルリサイクルによって作られた電気を使用しています。

(※サーマルリサイクル:廃棄物を燃やすときに発生する「熱エネルギー」を回収して利用するリサイクル方法)

 

こうした日々の業務の中に少しずつ環境を意識した改善を積み上げていくことで、大きな成果につなげていきたいと考えています。

 

 

革製品Munekawa 直営店

 

もちろん、環境に配慮することで、何かを犠牲にするようなことがあってはいけません。

これまで以上に品質が高い製品作り、居心地の良い店舗作りを見据えながら、できることをひとつずつ実践していきたいと思います。

 

 

「革」の魅力を通して、伝えられること

 

Munekawaは創業以来変わらず、革が本来持つ性質・メリットを最大限活かしたモノづくりを大切にしています。

 

これからも革という素材に向き合い、革の良さを活かしたモノづくりや情報発信、ワークショップなどを通して、革の魅力や一つのものを使い続ける喜びを伝えていけたらと思っています。

 

そして、これからも私たちなりに環境への取り組みについて真剣に考えていこうと思います。

 

革製品Munekawa 直営店 外観

 

 

Munelawaのウェブサイトでは、環境に配慮した取り組みなどをブログや特集ページでご紹介しています。

合わせて是非ご覧になってみてください。

 

床革の活用について
https://blog.munekawa.jp/archives/blog/22205

 

リサイクル紙を利用した紙袋について
https://blog.munekawa.jp/archives/blog/19245

 

環境負荷の少ない電力
https://blog.munekawa.jp/archives/blog/14765

 

特集ページ:Munekawaの環境への取り組み
https://blog.munekawa.jp/archives/feature/feature_sustainable

 

 

Behind The Scenes- 製作の裏側

 

普段見えない製作の裏側を、InstagramやYouTubeで動画で紹介しております。
ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。

インスタhttps://www.instagram.com/munekawa1999/
YouTubehttps://www.youtube.com/@munekawa1999

 

革のお手入れに関するブログ記事

 

   革財布をダメにする?!❌NG行為【4選】

   革のお手入れに関してよく頂く質問【5選】

「革にアルコールが付着したときの対処法」

「革の水シミとキズ」

「自分でコバ磨き」

レザーオイルの選び方

初めてでも安心。革のお手入れ方法とケアアイテムの選び方 東急ハンズなどで買えるケアクリーム6 選 –

Munekawa製品のお手入れ方法

https://blog.munekawa.jp/after-care

 

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