2024.08.16 | 革について |
夏場の革の取り扱いについて
注意点やNG行為のポイントを解説します。
本日のブログでは夏の革小物の取り扱いについてご紹介します。
夏場は革製品にとって過酷な季節です。
高温多湿な環境は革にダメージを与えやすく、知らないうちに劣化が進むことも。
革小物を長持ちさせるために、夏場の取り扱いで注意すべきポイントとNG行為を解説します。
1. 直射日光を避ける
夏は日差しが強くなる季節。
直射日光に長くさらされると、革が日焼けして変色することがあります。
ひどい場合は乾燥してひび割れの原因になる場合も。
外出時など、持ち歩いている時にあまり気にしすぎる必要はありません。
ただし、ご自宅で保管する際は直射日光が当たらない場所に置くようにしましょう。
2. 湿気を避ける
革小物は、湿気にも注意が必要です。
夏は湿度が高いので、革にカビが発生したり、変色の原因になってしまうことがあります。
使用後は風通しの良い場所で保管し、溜まった湿気を飛ばすことが大切です。
また、長期間使わない場合は、できるだけ通気性の良いところで保管するようにしましょう。
可能であれば使用していない間もレザーケアクリームやオイルで定期的に保湿しながら保管すると、良い状態で保管することができます。
3.汗に注意する
夏場は汗をかきやすい季節。
財布やキーケースをパンツのポケットに入れている方は少し注意が必要かもしれません。
汗は革にシミや変色を引き起こすことがあります。
汗をかきやすい方は、夏の間はなるべくバッグに入れて使うなどして注意してください。
特にコードバンは水濡れ・汗に弱く、水ぶくれやシミなどのダメージにつながる場合もあります。
「少し汗をかいたな」という日は、使用後に乾いた布で軽く拭き取ることを習慣にしましょう。
4.水濡れに注意する
夏は川や海に出かける機会が多い季節。
また、急な雨も多く、水濡れのリスクが高まります。
水は革にとって大敵ですので、濡らさないように気をつけましょう。
万が一濡れてしまった場合は、素早く柔らかい布で水分を吸い取り、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
ドライヤーなどで急激に乾かすのはNGです。革が硬くなり、ひび割れの原因となります。
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5.エアコンの風に気を付ける
室内での保管も注意が必要です。
長時間エアコンの風が直接当たる環境だと、革が乾燥しすぎてしまうことがあります。
適度な湿度を保つためにも、エアコンの風が直接当たらない場所に保管するよう心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夏場は、直射日光や湿気、汗、水濡れなど革製品にとって弱点となるものが多い季節。
しかし、いつもより少し気にかけるだけで、夏場も綺麗にお使いいただけます。
これらのポイントを気にかけていれば、大切な革製品を長く美しく保つことができます。
同時にラフに使えるところもまた革の魅力でもあります。
神経質になりすぎず、気軽に革製品を楽しんでいただけたらと思っています。
何か不明点や不安なことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
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